Benesse

クジラが星に還る海

番組ID:37

  • 小学校高学年~一般の方向け
  • 約25分

番組のテーマは、「海の中の宇宙」。空には満点の星、そして満月が輝く夜。海面はサンゴの一斉方らんによってキラキラ幻想的に輝いて…。夜が明けて行く中に、一頭のマッコウクジラが登場します。クジラや深海の生物などCGモデリングで、幻想的なタッチで描いた物語です。近年「ダイオウイカ」や「ダイオウグソクムシ」「リュウグウノツカイ」など色んなところで深海の生物が注目をあびています。当番組は、めったに目にすることのできない、この深海生物をプラネタリウムで観ることのできる、貴重な作品となっています。

  • 01:おばあさんが亡くなった年の祭りの日、それまで海で何度も出会った、とても勇敢な伝説のクジラは、わざわざ最後の挨拶にやって来ました。それは、おじいさんがクジラに会った最後の日でした。「覚えておくがいい。クジラは、人の絆を、穢れを、悲しみを知る、特別な生き物なんじゃ」と、おじいさんは言いました。

  • 02:クジラは小さかった頃、お母さんと泳ぎの練習をします。だいぶ深く潜れるようになりましたが、まだ真っ暗な海はちょっと怖いです。真っ暗で、まるで死んだ世界みたいな気がするからです。クジラは、お母さんに言います。「いつか行けるなら、真っ暗な海の底より、あの星空のほうがいいって、そう思わない?」お母さんは、海の底に広がる、星空の伝説を教えてくれました。

  • 03:海の中には、ライバルがいっぱい。突然現れた大きなシャチに、姉さん、母さん達と一緒に逃げるクジラ。なんとか全員無事でしたが、こ、怖かった…。

  • 04:海の中ではライバルも多いけど、仲間もたくさんいます。クジラは久しぶりに仲間に会って、昔話に花を咲かせ、これからどこへ向かうのか、話をします。クジラは言います。「俺は、この海深くに見たいものがあるのさ。」「そうか、達者でな!」クジラはまた仲間と別れ、次の目的地に向かって力強く泳ぎ出しました。

  • 05:オスのクジラは、大人になると、群れから離れなければなりません。クジラは家族の元を離れ、気の合う仲間と共に、長い長い旅に出ます。

  • 06:旅の途中。母さん達とは来た事のない海に来ました。この頃には、狩りもだいぶサマになってきました。

  • 07:突然、母さんの歌が聞こえてきました。家族に何かあったのかもしれません。クジラは、慌てて故郷へと帰ります。故郷へ帰ると、母さんは亡くなっていました。やはり、あの歌は、母さんからの最後の挨拶だったのです。

  • 08:「俺達には歌がある。どんなに離れていても、海の中に響く歌が。」そう家族に言い残し、クジラはまた、旅に戻ります。

  • 09:最も勇敢なクジラになるために、クジラは旅を続けます。

  • 10:クジラは、永年のライバル、ダイオウイカに挨拶に行きました。

  • 11:「母さんは、海の中の星を見たのだろうか?」クジラは昔なじみのおばあさんに問いかけます。自分はまだ見つけられないと嘆くクジラに、おばあさんは、「心配するな、勇敢なクジラよ。さあ、自信を持ってこの先を行きなさい。もうすぐさ!」と励まして送り出します。

  • 12:おばあさんから励ましを受けたクジラは、再び旅に出ます。

  • 13:行く手に、ちょうちんアンコウの明かりが見えてきました。

  • 14:お供を得たクジラは、海の中に魚達が作ってくれた、見事な明るい道を突き進みます。

  • 15:「海で勇敢に生きたものは、海深くに星空を見るだろう」という伝説の通り、ついに、クジラは海の中に星空を見ることができました。

  • 16:クジラの旅は、海の底で終わりました。しかし、「旅の終わりは命の始まり」と言います。きっと、クジラはもう次の旅に出ているのでしょう。

  • 17:ここから見ると、海の底は彼岸。魚達から見ると、こちらは彼岸。遠いところだけれど、どちらもつながっている。どちらが欠けてもいけないし、どちらもあるから命の旅は続き、星は輝き続ける。星達が代わる代わる輝くから、僕達の星空は、こんなにもきれいなんだ。